一週間・夏|徒歩漫筆【64通目】

一週間・夏
kei/本棚と余談 2026.08.19
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木曜日

近所の花壇にケイトウが咲いていた。

私は子どもの頃、祖母が育てていたケイトウのことを「ケイト」だと思っていた。毛糸のような見た目だからだ。実際は、毛糸というよりベロアのようなモールのような質感だが、「ケイト」に決まっていると思い込んでいた。あらためて見ると、この花はたしかにトサカのような形をしている。でも、その頃の私はまさか「鶏頭」なんて言葉がこの世にあるとは知らなかったのだ。

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