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ニューヨーク滞在記・旅の中休み
kei 2024.01.18
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私にとって日記は、一日を振り返って書くものではなく、一日中書き続けるものだ。

中学生の頃に書き始めたときから、何かを思いつくたびにノートを開いていた。今でも、夜に机に向かい、一日を振り返って書くということはしない。心の景色が変わったとき、何かに触れたとき、その瞬間を忘れないうちに書く。休み時間の教室で、新幹線の中で、ひと休みに入ったカフェで、ノートを開いて書く。見かけ上はまだ何も起きていない朝一番に書くこともある。

ライブを観たあとは、必ずノートを開いて二時間の体験を書く。決めているわけではなく、書かずにはいられない。武道館で観たライブで忘れられない体験をして、家まで待てず、帰りの東西線の中でも書いたこともあった。

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